<社人とは?> 往古から本社には、社人といって21人の氏子さんの年長男子が大紋直垂を着流し、毎年旧正月に神前に参集して御座と称し、直会物を拝戴する儀式がありました。氏子さんに男子が生まれると、初宮詣をなして座入りをしますが、これが将来21人の社人の候補となりました。 この社人の組織の事を学術用語で「宮座」といい、神社の祭事に関わる村落内の特権的な祭祀集団のことです。宮座の運営は、年齢階梯に基づいて、長老を中心に行われるのがふつうでした。神社の祭にあたって、神事や行事の世話をする人や家を頭屋といい、その選出方法は、くじ引きや、年齢順や、家順など様々でした。通常は、一年交替で行われることから、「一年神主」などという言葉も本には、書かれています。 蟻通神社も私の先祖が宮司を任命されるまでは、宮座が神社を運営し、お守りして下さっていました。現在の社人さんは、その宮座の形が変化して続いているものです。毎年、古希を迎えられた氏子さんの男性の方々が、新しく入座されます。1年間の定例日に神社に参拝され、社人さん同士の親交を深められています。
【今年の入座式の様子です。】
平成23年の入座者の皆様とても70歳には、見えません。皆様お若いです。
先輩の社人の皆様へご挨拶をされている所 カメラに、 笑顔で答えて下さいました。
皆様で新入座者の方をお祝いします。
|
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年03月28日 |
|