<男びなと女びなの並び方> 皇室では、伝統的に天皇様が向かって右に立っていましたが、西洋の方式が入ってくると、向かって左に天皇様、右に皇后様が立つようになられました。
それにならって、向かって左に男びな、向かって右に女びなを飾るということになったそうです。 古来の伝統が残る関西では、向かって右に男びな、左に女びなを飾る風習が残っているそうです。必ずこうしなければならないというものではなく、各家庭のしきたりで、飾ればよいようです。
幼いころに、童謡の「うれしいひなまつり」をよく歌いました。その中の歌詞に、「お内裏様とお雛様」と出てきますが、本来は、男びなは、「お殿様」、女びなは、「お姫様」と呼ぶのだそうです。
ひな祭りは、平安時代の「上巳の祓」や「ひいな遊び」が一体となり、やがてひな祭り(桃の節句)として日本の季節を味わう行事として、長く伝承されてきました。
現代では、神事としての意味は薄れましたが、私たちの生活に、季節を感じさせてくれ、潤いや楽しみを与えてくれるものなのだなと思います。 参考文献:朝日新聞・日本人形協会の記事
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お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2011年02月22日 |
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