「雨中夜詣美人(見立て蟻通)」の浮世絵の謎とは? 8月8日(火)午後1時30分〜3時頃 ありとほし薪能の事前講座があります。 この浮世絵が蟻通神社とどういう関係があるのかをお話頂きます。 鈴木春信 明和4年(1767)頃 中判錦絵 東京国立博物館蔵 「見立絵・やつし絵」とは 古典物語や故事、謡曲などの題材を、当世風俗で描き出し、その置き換えの機智を楽しむ趣向の絵。江戸時代に普及していた古典画題およびその伝統的な図柄を原典としていることが多い。この絵には、かなり凝った見立てが隠されています。現代の私たちには、見ただけでこの絵のもとのストーリーを知ることは難しいですが、江戸時代、鈴木春信の絵の鑑賞者たちは古典文学にも造詣の深い教養人だったのだろう。 と書かれています。 参考文献:「浮世絵のことば案内」田辺 昌子「常識として知っておきたい日本の絵画50」 佐藤 晃子 |