しめ縄は、「〆縄」、「七五三縄」、「標縄」、「締縄」 など読みは同じでも、多くの表記があります。また、しめ縄は、縄をなって作るのですが、一般の縄と区別するために、特に縄目を左ないにします。 しめ縄を張ることにより、その内が神聖・清浄な状態にあることを示しています。これに垂らす四垂(紙垂)も、同様に神聖・清浄であることを示しているのです。 家庭の神棚によく用いられるしめ縄は、大根注連(だいこんじめ)や牛蒡注連(ごぼうじめ)と呼ばれ、一方(元)が太く一方(末)が細いものです。 四垂は、半紙や奉書紙などを裁断し、折ったもので、その断ち方や折り方は、流派により、いくつかの形式があります。 神様のいるところを区別して、縄をわたして、邪神を入れないようにするという目的で用いられています。 日本に限らず稲作文化のある海外の地域でも見られるそうです。 参考文献 : 「神道いろは」 神社新報社 |
お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2010年10月26日 |
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