<6月7日(木) 泉佐野 妙光寺様にて>
泉佐野市ロータリークラブの方々の中に、場違いだったのですが、飛び入りで参加させていただきました。 この日は、囃子方の笛、小つづみ、大つづみ、太鼓の方々の優雅な調べの演奏の後、能の演目がはじまりました。
演目は、「鵜飼」でした。蟻通神社でいつもお世話になっております、能楽師山中雅志先生が後ジテで出演されました。 今日は、地獄の鬼の役で、髪の毛が赤くてふり乱れて、出で立ちもいかにも鬼が着るような強そうな衣装でした。
そして、つけていらっしゃった能面が、江戸時代に蟻通神社に奉納されたとする面なのでした。この日の演目に使えるのでということで、先生が付けて下さることになりました。 その能面についてのはっきりとした由緒がわかっていないのですが、雨乞いに関係があるのではないかといわれています。
普段は、箱の中に入っているただの作り物のお面なのですが、山中先生がその面を付けて登場されると、生きているように感じられ、先生の力強い演技も加わって、本当に鬼が現れたようでした。
妙光寺様の大変立派で、荘厳な本堂で鑑賞させて頂くという、貴重な体験をさせて頂いて有難うございました。
撮影が下手でわかりにくいですが、地獄の鬼です。 |
能楽のお話 蟻通神社の権禰宜 2012年06月10日 |
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