おしょうがつ飾りとは? おしょうがつには、各家々で年神様をお迎えします。年神様は、しょうがつ様・年徳様・若年様・などとも呼ばれ、その年の吉方である恵方より訪れ、一年間の家族の健康と幸福を授けて下さる神として信仰されてきました。 この神様を、農耕をつかさどる田の神であるとする説や、ご先祖様の神霊であるとする説もあり、私たち、にほん人はしょうがつ行事として年神様を迎え、お祀りすることをおこなってきました。
玄関の注連縄飾りも年神様をお迎えするためのもので、家内の大掃除を終えた後、お飾りするのが一般的です。ただし、一夜飾りとなる大晦日は避けるのがよいそうです。
注連縄飾りは、不浄が清められ、家内が年神様を迎えるにふさわしい清浄な場であることを示すほか、外から災厄が侵入するのを防ぐ意味もあります。 玄関や門の左右に立てるかどまつ松は、年神様をお招きするための依代(よりしろ)であるともいわれ、家内に年神様を祀るため、しょうがつの間のみ祭壇を設ける地域もあります。
しょうがつ飾りは、一がつ七日の七草までお飾りし、その後、お焚き上げされることが多いのですが、地方によっては、年間を通してお飾りする場合もあるそうです。
参考文献:「神道いろは」 神社ほん庁教学研究所
脱穀機で藁をきれいに整える作業
大きな注連縄は、綯うのに力が必要です。3ぼんのたばにしたものを、順番に左綯いに綯って、まず2ほんを編んでいきます。その後、3ぼん目を ねじりながら綯っていきます。
少しずつ藁を足しながら、長くしていきます。
竹を支えにします。
飾りの房を作って下さっています。
外に飛び出ている藁を切って整えます。四垂(紙垂)と橙と裏白をつけて完成です。
橙に針金を通して取りつけます。
高い所の設置は、大変です。
手水舎の道具も新しく。 青竹がきれいです。
拝殿の門松と注連縄が完成しました。