<境内にある小さなお社>
摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)も本社に附属する神社ですが、現在では、特に両者を区別する規定はなく、本社の管理下にある小規模神社の呼称として用いられています。
戦前の旧官国弊社においては、摂社と末社を区別する基準が設けられました。 摂社に該当する条件として、まず、本社御祭神の荒御魂や后神・御子神を祀った社のほか、御祭神と関係のある神や地主神など特別な由緒がある社となっていました。
こうした基準に当てはまらないのが末社であり、摂社は、末社より上位に置かれていました。 現在でも摂社・末社の呼称は、戦前の基準による区分をそのまま用いていることがありますが、特に本社との由緒の深い神社には、摂社の呼称が用いられています。
摂社・末社については、本社と同一の境内地で祀られている境内社と、境内地外で祀られている境内外社といった区分もできます。
蟻通神社の境内地の東側に摂・末社が祀られています。本殿に近い方から、智恵神社・愛宕神社・多賀神社・住吉神社・和泉五社という順に並んでいます。また、太鼓橋を渡って本殿に近い方から、弁財天社・足神神社となっています。
境内にある摂・末社です。
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お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2011年06月06日 |
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