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蟻通神社ブログ

しめ縄について
しめ縄は、「〆縄」、「七五三縄」、「標縄」、「締縄」 など読みは同じでも、多くの表記があります。また、しめ縄は、縄をなって作るのですが、一般の縄と区別するために、特に縄目を左ないにします。
 しめ縄を張ることにより、その内が神聖・清浄な状態にあることを示しています。これに垂らす四垂(紙垂)も、同様に神聖・清浄であることを示しているのです。
 家庭の神棚によく用いられるしめ縄は、大根注連(だいこんじめ)や牛蒡注連(ごぼうじめ)と呼ばれ、一方(元)が太く一方(末)が細いものです。
四垂は、半紙や奉書紙などを裁断し、折ったもので、その断ち方や折り方は、流派により、いくつかの形式があります。
 神様のいるところを区別して、縄をわたして、邪神を入れないようにするという目的で用いられています。
 日本に限らず稲作文化のある海外の地域でも見られるそうです。
  参考文献 : 「神道いろは」 神社新報社 
お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2010年10月26日



人生のおまつり・七五三とは?
七五三・・・・・大人の準備が始まります>

 三歳の男女児、五歳の男児、七歳の女児は晴れ着を着て、家族そろって神社にお参りし、これまでの子どもの成長を感謝し、お祈りします。七五三は、この年頃の子どもの年祝いをする古くからの風習に由来するもので、三歳の「髪置」、五歳の「袴着」、七歳の「帯解」の祝いがありました。

「髪置」は、男女児ともに行われた儀式で、それまで剃っていた髪を伸ばし整え始めたとされます。男児の五歳は「袴着」といい、袴を着け始めたことに由来します。

七歳の女児は「帯解」といい、それまで付け紐で着ていた着物から帯でしめる着物にかえました。
子どもの成長を社会的に認知するためにおこなわれてきた通過儀礼を起源としています。

よく「七つまでは神の子」といいますが、この時から一人前の人格として扱われるようになったのです。

江戸時代中ごろから商業の発達による影響もあり、都市部において現在のような華やかな風習となりました。

七・五・三という歳の数については、これが縁起の良い陽数であることに結び付いたものであり、また11月15日の日取りについては、元和元年(1681)のこの日に、五代将軍徳川綱吉の子息の髪置祝いが行われたことを前例にするとも伝えられ、暦学の上でも吉日に当たるそうです。
                         
                                              

                  参考文献:神社本庁「神さまと暮らす」より
 
お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2010年10月14日



<秋の七草。ご存じですか?>
 〔少し遅いですが、秋の七草の覚え方〕

 ※ 春の七草は、食用となるものですが、秋の七草はおもに観賞用の花です。
   お花の師匠に、覚え方を教えて頂きました。
   
    「  お好きな服は  」   というのだそうです。

    お・・・女郎花(おみなえし)
   
    す・・・芒(すすき)
   
    き・・・桔梗(ききょう)
   
    な・・・撫子(なでしこ)
   
    ふ・・・藤袴(ふじばかま)
   
    く ・・・葛(くず)
   
    は・・・萩(はぎ)
   
   神社の境内にも萩を植えているのですが、秋の花は、日本を感じさせる風情がありますね。万葉集や、枕草子などにも上げられているそうです。

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お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2010年10月14日



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