蟻通神社ブログ
朝、起きると一面の雪でした。
<神社の境内が、雪で覆われました。>
温暖な大阪南部の泉州地域では、大変珍しく、雪が積もりました。小雪がちらつくことは、よくありますが、積もるのは、何年かぶりだと思います。 私もそうですが、このあたりの方々は、雪に慣れていないので、少し積もっただけでも、うろたえてしまいます。 ニュースで雪国の方々や火山の噴火でご苦労なさっている方々の報道を見ると、私が想像する以上の大変さがあるのだろうなと思います。
能舞台と拝殿
拝 殿
太鼓橋
梅の枝
樹木
北の鳥居
馬ぎ
山茶花の枝
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年02月11日
神社の花々
<境内の 梅 のつぼみがほころび始めました。>
細い梅の木ですが、立派に実を付けます。
白 梅です。 
神社役員さんのお家の水仙を頂いて、活けました。 厳しい寒さだったので、例年よりも、 お花の咲くのが、遅いようです。 水仙の花が咲くと、本当に春が近づいてきたのを感じますね。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年02月05日
昨日は、節分祭でした。
<蟻通神社の、節分祭の様子>
昨日の節分は、風もなく、暖かい良いお天気でした。 今年始めての試みで、竹灯篭を150本を参道や、境内に並べてろうそくを灯しました。 大晦日は、強風のため、ろうそくの火が、点けたそばから消えていったのですが、 今回は、最後まで、消えることなく、暖かい光を灯してくれました。
ご参拝に来て下さった方々が、 ”幻想的な雰囲気でとても良かったよ” とおっしゃって下さったのがうれしい限りです。 神社の役員さん方が、境内に生えている竹を切ってご苦労されて作って 下さったのですが、 ご参拝の皆様に喜んで頂けたことが、なにより良かったなと思います。
北側の鳥居
南側の鳥居

社務所前
能舞台 足神神社の仏足石
竹灯篭が美しいです。
弁財天社
南側参道
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年02月04日
<竹灯篭>
<2月3日の節分には、竹灯篭を灯します。> 今日、2月1日は、年末から続いた、厳しい寒さがようやく、終わるような気配です。
日の入りも徐々に遅くなり、新聞によりますと大阪では、17時28分だそうです。
旧暦では、明日、2月2日は12月30日で、3日が旧暦の大晦日、節分ということになります。
2月4日が二十四節季のひとつ、「立春」で、旧暦の正月、この日を一年の始めとしていました。
「春立つ」「春来る」などとともに、春の代表的な季語になっています。
今年は、本当に気温が上昇し、春の気配を感じさせてくれますね。
「立春」は、雑節の基準日で、八十八夜・土用・二百十日などを起算するもととなっています。
参考文献:現代こよみ読み解き事典(柏書房)
3日の節分祭は、天気予報によりますと、
穏やかな日となりそうなので、
蟻通神社の方へ、お参りにお越しくださいませ。
竹灯篭や石灯篭にろうそくを灯す予定です。 <役員さん手づくりの竹灯篭> 
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年02月01日
<厄祓いについて>
「人生儀礼 厄年」
厄年の年齢は、人の一生の中でも、体力的、家庭環境的、対社会的にもそれぞれ転機を迎える時であり、災厄が起こりやすい時期として忌み慎まれています。
その年に当たっては、神様の御加護により災厄から身を護るため、神社に参詣をして、災厄を祓う厄祓いの儀(厄除け)がおこなわれます。
厄年の年齢は、「数え年」で数え、地域によっては多少異なります。
男性 二十五・四十二・六十一 歳
女性 十九 ・三十三・三十七 歳 とするのが代表的であります。
この年齢の前後を前厄・後厄と称します。この中でも男性:四十二歳、女性:三十三歳を大厄として、特に意識することが多いようです。
厄年が信じられてきたのは、厄月・厄日とともに室町時代からのもので、その根拠の一つとなったのは、陰陽五行思想であります。
迷信的な要素が強いという理由で、識者のあいだでは、排斥するむきもありますが、医学的見地から合理性があるという意見もあります。
ちょうど、先日のNHKの番組で、男性の四十歳台頃から、身体のミトコンドリア(若さを保つ素らしいです。)が、減少していくとうテーマで放送されていました。ただし、ミトコンドリアは、自身の生活態度で、増えるらしいです。
本来、厄年は長寿を祝う還暦(六十一歳)や古希(七十歳)などの年祝いと同じく、晴れの年齢と考えられていました。厄年を迎えることは、地域社会において一定の地位となることを意味し、宮座(みやざ)への加入や神輿担ぎなど、神事に多く関わるようになります。
このため、心身を清浄に保ち、言動を慎む物忌(ものいみ)に服する必要があったわけです。
厄年の「厄」は、神様にお仕えする神役の「役」であるといわれるのも、こうした理由によるものです。
現在では、災難が多く生じる面が強調され、その禁忌の感覚が強くなりましたが、七五三や成人式、年祝いなどとともに、人生における通過儀礼として、大切に考えられていることには変わりないようです。
参考文献:「神道いろは」 神社本庁教学研究所。 「現在こよみ読み解き事典」 柏書房
「宮座:みやざ」について・・・蟻通神社でも古希をお迎えになられた氏子様(男性)が、神社の<社人>に入座され、大勢の方々で組織されています。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年01月21日