蟻通神社ブログ
お正月飾りについて。
<神社の役員さん方が、手作りの注連縄を作って下さいました。>
蟻通神社では、毎年役員さんが約25、手作りの注連縄を作って下さいます。また、かどまつも松松手作りです。昨年も非常に寒かったのですが、今年もクリスマス寒波の厳しい寒さの中、丸一日ご奉仕をして下さいました。寒い中、ありがとうございました。立派な飾りを設けて頂いて、よい年を迎えることができます。
おしょうがつ飾りとは? おしょうがつには、各家々で年神様をお迎えします。年神様は、しょうがつ様・年徳様・若年様・などとも呼ばれ、その年の吉方である恵方より訪れ、一年間の家族の健康と幸福を授けて下さる神として信仰されてきました。 この神様を、農耕をつかさどる田の神であるとする説や、ご先祖様の神霊であるとする説もあり、私たち、にほん人はしょうがつ行事として年神様を迎え、お祀りすることをおこなってきました。
玄関の注連縄飾りも年神様をお迎えするためのもので、家内の大掃除を終えた後、お飾りするのが一般的です。ただし、一夜飾りとなる大晦日は避けるのがよいそうです。
注連縄飾りは、不浄が清められ、家内が年神様を迎えるにふさわしい清浄な場であることを示すほか、外から災厄が侵入するのを防ぐ意味もあります。 玄関や門の左右に立てるかどまつ松は、年神様をお招きするための依代(よりしろ)であるともいわれ、家内に年神様を祀るため、しょうがつの間のみ祭壇を設ける地域もあります。
しょうがつ飾りは、一がつ七日の七草までお飾りし、その後、お焚き上げされることが多いのですが、地方によっては、年間を通してお飾りする場合もあるそうです。
参考文献:「神道いろは」 神社ほん庁教学研究所
脱穀機で藁をきれいに整える作業
大きな注連縄は、綯うのに力が必要です。3ぼんのたばにしたものを、順番に左綯いに綯って、まず2ほんを編んでいきます。その後、3ぼん目を ねじりながら綯っていきます。
少しずつ藁を足しながら、長くしていきます。
竹を支えにします。
飾りの房を作って下さっています。
外に飛び出ている藁を切って整えます。四垂(紙垂)と橙と裏白をつけて完成です。
橙に針金を通して取りつけます。
高い所の設置は、大変です。
手水舎の道具も新しく。 青竹がきれいです。
拝殿の門松と注連縄が完成しました。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年12月26日
神社の紅葉
<明日は新嘗祭です。>
とうとう12月に入りました。お天気が不安定で、夜に強い風が吹き出しましたので、明日は寒そうです。明日、蟻通神社では、新嘗祭が行われます。今日は、朝から神社役員さん方が準備に来て下さいました。気温が高めのせいでしょうか、もみじの紅葉が12月の今、ちょうど見ごろです。
氏子の皆様から奉納頂いた、幟を立てて下さっています。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年12月04日
長滝中ノ番のだんじり昇魂式
<今日、泉佐野市長滝中ノ番のだんじりが修理に出されました。>
11月3日(木)、長滝中ノ番のだんじりが30数年ぶりに修理のため、長滝を離れて行きました。中ノ番地車小屋の前での昇魂式の後、町内の皆様に曳かれてトレーラーの荷台に載せられました。めったに見ることができない、貴重な場面を見せて頂いて感動しました。きれいになって、長滝に帰ってくるのが楽しみですね。これまでご尽力なさってこられた皆様、大変お疲れ様でした。
今日は屋根を一番下まで下げているそうです。
泉佐野市指定文化財となっています。 作られてから、来年で150年となります。
横破風の部分です。
トレーラーがお待ちでした。
ワイヤーで曳かれています。
見事にトレーラの荷台に載りました。すごい技術です。なかなか見ることができない風景をみせて頂いて、関係者の皆さまありがとうございました。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年11月03日
注連縄のこと
<注連縄用の稲>
毎年、当神社では、注連縄は神社役員の方々が手作りしてくださっています。また、その材料の稲も役員さんの田んぼで育てて下さったもち米の稲です。今年も先日稲刈りが終わり、稲を神社で干して頂きました。この風景を見ると日本だなーと実感します。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年10月29日
秋祭りが終わりました。
<だんじりの有名なサイトを教えていただきました。>
秋祭りが終わって1週間が経ちました。大変な賑わいだった神社も今は、ひっそりとしています。先日、長滝のお若い男性の方がご参拝に来られた時にお祭りの事をいろいろお話していた中で、”有名な地車のサイトがあるんですよ” と教えて下さいました。
「だんじり三番館」という名前です。早速アクセスして見せていただきました。各地の地車をきちんと整理して載せていらっしゃって、動画もありました。まだ、全部は、拝見していないのですが、まずは長滝から見せていただきました。
各地車の由緒・説明も大変詳細に書いていらっしゃって、見るのが楽しかったです。その中に長滝西の番の地車を紹介されているページがありました。
西の町内会長様に頂いた資料によりますと、長滝西の番の地車は、昭和8年に制作されたということです。熊取町の大宮地車と兄弟だんじりということはよく知られているそうです。
その当時の西の番の地車の写真がアップされていまして、何とそこに私の祖父が映っておりました。 入魂式のような雰囲気がするのですが。村の方々もたくさん映っていました。私の家には保存されていなかった写真だったので、偶然にも見ることができて嬉しかったです。 だんじり三番館の管理者の方、貴重な写真を見せていただいてありがとうございました。また、教えて下さった男性の方どうもありがとうございました。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年10月18日