紀貫之が冠を落としたという伝承がある、冠の渕(池)の水を抜いてくださいました。
長年の落ち葉や、泥が堆積し、アオコが発生したり水が濁って非常に汚い状態でした。
せっかくの伝承のある池をきれいにしたいという思いが結集しまして、大変な猛暑の中を何日もかけて水を抜いてくださいました。
この後、泥上げの作業があるので、更に大変な重労働なのですが、ご参拝くださる皆様に喜んでいただけるようにと、熱意ある皆様がご奉仕くださっています。
先日、長滝長生会さま主催の「長滝周辺の文化財」というテーマで、歴史館いずみさのの学芸員の細田先生のご講演を聞いてきました。
長滝は、古墳・中世・近世・近代にわたっていろいろな歴史の話題があって貴重な文化財もあり、興味深い地域であることを教えていただきました。蟻通神社はいろいろなエピソードを持つ神社で、元は熊野街道沿いに鎮座していましたが、飛行場建設の為、第二次世界大戦中に 現在地に移転を余儀なくされました。
遷座70年を記念して平成26年9月21日に第1回ありとほし薪能を開催させていただきました。スタッフ関係者の皆さまの予想を超える方々にご協賛・ご支援を頂き、ご観覧にお越しいただいたことが原動力となって、ことしの第5回目を迎えることが出来ました。今年は、泉佐野市市制施行70周年と第5回目を記念して「蟻通」・「乱」・狂言「寝音曲」をご披露いただきます。
皆様に喜んでいただける公演になるよう、準備をしてまいりたいと思っています。
(第1回目の薪能の様子です。)
昨年、謡曲史跡保存会様より神社に立派な駒札を寄贈して頂きました。
謡曲史跡保存会様は、日本各地にある謡曲の故郷である史跡を保存しようとする愛好家の方々の集まりで、全国に点在する史跡に駒札(平成22年現在で133本)を寄贈されていらっしゃいます。
文化遺産であり、郷土の観光資源でもある謡曲史跡が、年々荒廃し、忘れられゆくのを護ろうと、高価なアルミ製駒札を主として会員の方々の会費だけで建立される活動をされています。
この度、蟻通神社にと、お声をかけていただき、立派な駒札を頂戴いたしました。神社の関係者一同感謝いたしております。誠に有難うございました。
今日は、昨日のお祭りのにぎわいとは一変して、静かな朝となりました。
河南町の画家の中島裕司先生が本殿の板絵の修復にきてくださいました。
日光と風雨にさらされて、色が褪せていたのを丁寧に直してくださって、元通りになりました。
紀貫之もより一層イケメンになりました。先生、お忙しい中を有難うございました。
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