蟻通神社ブログ
注連縄のこと
<注連縄用の稲>
毎年、当神社では、注連縄は神社役員の方々が手作りしてくださっています。また、その材料の稲も役員さんの田んぼで育てて下さったもち米の稲です。今年も先日稲刈りが終わり、稲を神社で干して頂きました。この風景を見ると日本だなーと実感します。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年10月29日
秋祭りが終わりました。
<だんじりの有名なサイトを教えていただきました。>
秋祭りが終わって1週間が経ちました。大変な賑わいだった神社も今は、ひっそりとしています。先日、長滝のお若い男性の方がご参拝に来られた時にお祭りの事をいろいろお話していた中で、”有名な地車のサイトがあるんですよ” と教えて下さいました。
「だんじり三番館」という名前です。早速アクセスして見せていただきました。各地の地車をきちんと整理して載せていらっしゃって、動画もありました。まだ、全部は、拝見していないのですが、まずは長滝から見せていただきました。
各地車の由緒・説明も大変詳細に書いていらっしゃって、見るのが楽しかったです。その中に長滝西の番の地車を紹介されているページがありました。
西の町内会長様に頂いた資料によりますと、長滝西の番の地車は、昭和8年に制作されたということです。熊取町の大宮地車と兄弟だんじりということはよく知られているそうです。
その当時の西の番の地車の写真がアップされていまして、何とそこに私の祖父が映っておりました。 入魂式のような雰囲気がするのですが。村の方々もたくさん映っていました。私の家には保存されていなかった写真だったので、偶然にも見ることができて嬉しかったです。 だんじり三番館の管理者の方、貴重な写真を見せていただいてありがとうございました。また、教えて下さった男性の方どうもありがとうございました。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年10月18日
秋祭り「2011地車の宮入」
<昨日は秋祭り本宮の日でした。>
長滝東・西・中・の3台の地車が蟻通神社に宮入致しました。大勢の方々が見物にお見えで、大変賑わいました。今日も大変良いお天気でした。後片づけ等があってなかなか行けないのですが、午後からのパレードを一度見てみたいなと思っています。
長滝の3台の地車 勢ぞろい 左から西之番・中之番・東之番 です。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年10月10日
秋祭り「中の番のだんじり」
<中の番のだんじりは、今年の秋祭りの後、修理に出されます。>
明日は、秋祭りの本宮の日です。今日は、神社の役員さん方が、明日の地車の宮入に備えて、神社境内の整備とお掃除をしてくださいました。日なたに出ると暑いぐらいの良いお天気でした。今日は、朝早くから地車の曳行がはじまり、太鼓と笛の音が聞こえてきました。
中の番の地車は、平成7年1月10日に泉佐野市指定文化財に指定されました。地車の設計図が現存し、文久2年(1862)の記述があることから泉南地域の現役地車としては最も古いものであることが確認でき、制作技法やからくり式の構造を持つなど、貴重な事例であることが主な指定理由だそうです。
そのだんじりが、今年の秋祭りが終わったら、修理に出して、リフレッシュされることになりました。相当な年月を経てきているので修理していただいて、生まれ変わって戻ってくる姿を見るのが楽しみです。明日の宮入で舞台の周りを曳かれている地車の姿をご覧になって下さい。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年10月08日
秋祭り「だんじりの歌について」
<あすは、いよいよ秋祭りの宵宮です。>
お天気になりそうなので、良かったです。今では、大変な賑わいで人気のある地車ですが、1960年代中ごろから80年ごろは、人気がなかったそうです。青年団の参加者が少なく、自動車でひっぱったことなどもあったといわれています。
また、1960年代の中ごろまでは、長滝の道は舗装されていなくてガタガタで地車も走らなかったようです。その後、道路が舗装され、やっとスピードが出るようになりました。岸和田のお祭りが全国的に有名になり、その影響もあってだんだんと地車の人気が出て、毎年大勢の人で賑わうようになりました。
本宮の午後からは(今年は、9日)、パレードも行われるようになり、やり回しやスピードを出して勢いよく曳く様子を見ることができ、パレードが行われる周辺の道路は、大勢の観客でいっぱいになります。
私が子どもの頃、地車を曳きながら歌われていた歌があります。その当時は、歌の意味が全く分からなかったのですが、「長滝の民俗」に歌詞が載っていました。
牡丹に唐獅子竹に虎 虎追うて走るはまとうない(和藤内) まとないお方に知恵貸そか 知恵の 中山せんがん寺 せんがん寺の 和尚さん 坊さんで べらべらべらしゃっしゃ 西の番のだんじりは 彫り物ようて かじとりじょうずで よく走る
現在でも歌われているのかどうかは分かりませんが、どこから伝わったのか面白い歌詞です。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年10月07日