蟻通神社ブログ
明日は、まくら祭です。
<泉佐野・日根神社さんのまくら祭がおこなわれます。>
毎年5月4と5日に行われます。古くは、旧暦の4月2日、新暦では、5月8日だったのが、近年になって現在の日に行われるようになりました。
日根神社は、大鳥、泉穴師、聖、積川と並び和泉国五社の一つにあげられ、またそばを流れる樫井川の守り神として古くから、厚い信仰を集めました。
樫井川から農業用水を得ている日根野・上之郷・長滝の3地区が交代で祭を担当しています。長滝地区、上之郷地区は、氏神神社との2重氏子ということになります。
今年は、上之郷地区の皆様の担当です。この祭礼は、全国的にも珍しい、飾り枕を取り付けたまくら幟が活躍するので、まくら祭りとよばれるようになりました。
今年は、3月11日の東日本大震災のことを配慮されてまくら幟は曳行されず、おみこしだけになりました。明日の朝、日根神社さんを出発して、旧熊野街道沿いの長滝西にある御旅所まで渡御されます。
昭和33年までは、岡本の船岡山まで渡御していたそうです。古い写真には、神職が、馬に乗って渡御している姿が写っていました。現在は、自動車です。
明日のお祭りの前に役員さん方が丸一日、お掃除をして下さいました。重労働をして頂いて、ありがとうございました。
新しい絵馬掛けを作って下さいました。
樹木の消毒をされています。
木が多いので、大変です。
側溝の泥上げをして下さいました。
溝の蓋を外すだけでも大変な手間です。
泥や葉っぱがたくさんたまっていました。とってもきれいになりました。
ここからは、お旅所の中です。
玉垣に竹を立てて四垂を付けて下さっています。
横の道路が旧熊野街道です。
竹の下枝を掃うのが大変です。
例年は、この中にまくら幟とおみこしなどが入って神事を行います。そのあと、巫女神楽が舞われるのですが、今年は、神事のみとなります。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年05月04日
ろうそく能に行ってきました。
<第4回 佐野町場ろうそく能公演に行ってきました。>
5月3日、泉佐野ふるさと町屋館旧新川家住宅の中庭で能楽の公演がありました。今日は朝から曇り空でした。雨は降らずに一日終わるかなと思っていましたら、独鼓『蟻通』が始まってすぐに雨が降り出してしまいました。
蟻通神社は、古来から雨乞いの神だったので、雨を降らせてしまったのかもしれません。
せっかくの竹灯篭が残念だったのですが、急遽、新川家の座敷での公演となりました。本当に近い距離でお能を見せていただるという貴重な体験ができました。
『歌占』という能だったのですが、最後の方で難クセと言われる曲舞を舞われているのをそばで見ることができて贅沢だなと思いました。能楽師の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。
新川家の中庭の舞台ろうそくが雰囲気を盛り上げていました。
手作りの竹灯篭
能楽のお話 蟻通神社の権禰宜 2011年05月04日
能舞台で、能楽の奉納がありました。
<5月3日蟻通神社の能舞台で能楽が奉納されました。> 今年で、4回目となりますが、観世流生一一門の先生方による能楽の奉納が午後2時半よりありました。
今年は、長滝町内会のご協力を得て、回覧版でお知らせを回させて頂きました。そうしましたら、今年は、たくさんの方々がご観覧においで下さいました。
ゴールデンウィークでご予定のある中、神社に足を運んで頂いてありがとうございました。過去3回は、私どもの連絡不行き届きで、皆様のお耳に届かなかったことをお詫び申し上げます。
能楽師の先生方やスタッフの方々も、今年は、大勢の方がご観覧されたことを大変喜んでいらっしゃいました。
今後、催し等がございましたら、地域の皆様にお知らせするよう心がけます。
今年の奉納のご様子です。
独鼓 『蟻通』
後ろの着物姿の少女も独吟『嵐山』を奉納されました。
仕舞 『老松』
仕舞 『草子洗小町』
山中先生が解説をして下さっている所お話が上手で、とても分かりやすいです。
神社のすぐ近くにお住まいの方が、コンテナを貸して下さって、椅子代わりに座っていただくことができました。大変ありがたかったです。
泉佐野の町おこしに携わっていらっしゃる、ボルボックスアート団付属研究所様のブログにも載せていただきました。ボルボックスアート団付属研究所様のブログのアドレスです。
http://volvoxart.jugem.jp
蟻通神社の権禰宜です。いつもお世話になりましてありがとうございます。トラックバックさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
能楽のお話 蟻通神社の権禰宜 2011年05月04日