蟻通神社ブログ
雛祭りについて
<三月三日は、ひな祭りです。> 正式には、上巳(じょうし)の節句といい、五節句の一つです。上巳とは、「旧暦三月の上旬の巳の日」のことであります。 古来中国では、この日、川で身を清め、不浄を祓う招魂の行事が行われていたそうです。これが平安時代にとりいれられ、宮中では、曲水の宴を張り、祓を行うようになりました。 やがて、曲水の宴は、すたれましたが、上巳は巳の日の祓として貴族の間に定着していきました。これを「上巳の祓」として陰陽師に祓をさせ、人形で身体をなでて、これを川に流す行事が貴族を中心に行われていました。
このような人形を川に流す習慣は、現在、各地で流し雛として残っています。 上巳の祓は、江戸時代以降ひな祭りとして、急速に庶民の間にも広まり、やがて飾られる人形も数が増え、華やかになり、女子の健やかな成長を願う祭が、にぎやかに行われるようになりました。
40数年前の雛飾り
私が生まれた時に、亡き祖父が買ってくれた雛人形が、40年ぶりに倉庫から出てきました。
豪華なものではないですが、こんなお人形を買ってくれていたのを、大人になって知って、いまさらですが 、孫が生まれてきたことを喜んでくれたのだなと、うれしく思いました。
(念願の男の孫ではなかったので、がっかりしたそうですが)
お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2011年02月22日
<今年は、まだまだ、寒いですね>
<2月14日の大雪にびっくり!>
あれで、大雪 というと雪国の方に、叱られるかもしれませんね。でも、このあたりでは、お昼間にあんなに積もることは、私の四十ン年間の人生の中でも、記憶にないのです。(きちんと調べたわけでは、ありません。すみません) 夕方の帰宅ラッシュで、道路は、大混雑でした。私が、いつもは20分で自宅まで帰る道程が70分もかかったり、羽倉崎から阪南市の海側まで、5時間かかったり、泉佐野市から和歌山まで夕方出て、夜中になったなどという大変な一日でした。世間では、バレンタインデーだったのに、それどころでは、ないなあーという日でした。 皆様、お疲れ様でした。 自然の前では、人間の力は、小さいものなんだなと改めて思いました。 「神社神道について」 神道は、仏教やキリスト教のように特定の創唱者を持っていません。 日本において、民族の形成過程で自然発生的に形成された宗教です。八百万の神々といわれるように山のカミ、川のカミ、海のカミなど自然の中のあちこちに神が潜んでいます。 古代の人々は、自然の脅威というものを今の私たちよりももっと痛切に感じていたのかも知れないです。 神道は、人々の暮らしと日常的に密接にかかわってきて、いろいろな宗教や文化の影響を受け、変容の歴史を重ねて、現在の私たちの暮らし習俗・習慣の中にも親密に溶け込んでいます。
だから、神社神道は、あまりにも身近すぎて、宗教と感じられることが少ないのです。
しかし、国際化、グローバル化が進んだ現代の社会の人々に、もっと神社神道の宗教文化を、理解していただいて、信仰を深めて頂く様に神職の私たちが、勉強して、努力しないといけないと思っています。
今年、2度目の積雪
お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2011年02月16日
朝、起きると一面の雪でした。
<神社の境内が、雪で覆われました。>
温暖な大阪南部の泉州地域では、大変珍しく、雪が積もりました。小雪がちらつくことは、よくありますが、積もるのは、何年かぶりだと思います。 私もそうですが、このあたりの方々は、雪に慣れていないので、少し積もっただけでも、うろたえてしまいます。 ニュースで雪国の方々や火山の噴火でご苦労なさっている方々の報道を見ると、私が想像する以上の大変さがあるのだろうなと思います。
能舞台と拝殿 拝 殿 太鼓橋
梅の枝 樹木
北の鳥居 馬ぎ 山茶花の枝
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年02月11日
神社の花々
<境内の 梅 のつぼみがほころび始めました。>
細い梅の木ですが、立派に実を付けます。 白 梅です。
神社役員さんのお家の水仙を頂いて、活けました。 厳しい寒さだったので、例年よりも、 お花の咲くのが、遅いようです。 水仙の花が咲くと、本当に春が近づいてきたのを感じますね。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年02月05日
昨日は、節分祭でした。
<蟻通神社の、節分祭の様子>
昨日の節分は、風もなく、暖かい良いお天気でした。 今年始めての試みで、竹灯篭を150本を参道や、境内に並べてろうそくを灯しました。 大晦日は、強風のため、ろうそくの火が、点けたそばから消えていったのですが、 今回は、最後まで、消えることなく、暖かい光を灯してくれました。
ご参拝に来て下さった方々が、 ”幻想的な雰囲気でとても良かったよ” とおっしゃって下さったのがうれしい限りです。 神社の役員さん方が、境内に生えている竹を切ってご苦労されて作って 下さったのですが、 ご参拝の皆様に喜んで頂けたことが、なにより良かったなと思います。
北側の鳥居
南側の鳥居
社務所前
能舞台 足神神社の仏足石
竹灯篭が美しいです。
弁財天社
南側参道
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年02月04日