蟻通神社ブログ
ブログを開設して、丸一年になりました。
<蟻通神社のブログが、ついに一周年を迎えることができました。>
去年(H・22・8・18)に泉佐野商工会議所で安田勝也先生のブログセミナーを受講してから、1年が経ちました。最初は、続けられるか不安でしたが、ここまで続けられたのは、ブログを見て下さっている皆様のお陰だと思っております。たくさんの方がアクセスして下さるようになって、投稿する記事も責任を持って書かなければいけないと思っております。間違いやご批判などございましたら、ご指摘お願いいたします。これからも続けていけるように努力していきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
さて、お盆の行事も終わり夏休みも終盤を迎えました。昨日の長滝の盆踊りでは、ビンゴ大会もあって、大勢の人で賑わっていました。 今日のニュースでは、震災の影響で今日から新学期を迎えた学校のことが放送されていて、子どもさんが「夏休みが短いので寂しいです」とコメントされていました。夏休みは始まる前は長いなーと思いますが、お盆を過ぎるとあっという間に9月になるので、8月の終わりは毎年、物悲しい気持ちになったことを覚えています。子どもにとっての夏休みは、他の休みと違って、特別な意味をもつ休みなんだろうなと思いました。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年08月17日
お盆について
<盂蘭盆(うらぼん)>
旧暦7月15日を中心に行われる先祖の霊を祀る仏事。俗におぼん・盆という。関東地方では7月15日に行われ、関西地方では、月遅れの8月15日に行っているところが多いそうです。 お盆は、7月13日、夕方の迎え火に始まり、16日の送り火に終わります。祖先の霊を自宅に迎え、父母の恩を謝し、種々の供物を死者の霊にお供えして、お経をあげ、冥福を祈って、亡くなった方が苦しみから逃れられるように祈ります。
盂蘭盆とは、梵語で倒懸(さかさづり)になっているのを救うという意味で、あの世の苦しみを受けいている先祖を供養し救うという仏教行事です。日本では、1年の中で正月と対をなす重要な行事です。仏教の行事なのですが、日本古来の風習の要素も多分に含まれています。 それは、昔からあった祖霊祭の名残で、古来から日本では、初秋に祖霊を迎え、饗応し、送るという神祭りが行われていました。これと結びついて、祖先霊を供養する仏事となりました。広く一般に普及したのは、近世になってからだそうです。 お盆には、そうめん、うり、なす、スイカ、ほうずき、なし、ぶどう、などが供えられ、瓜やなすでつくった牛馬も飾ったりしますが、これに精霊を載せて迎えるという意味があるそうです。 お盆の行事として迎え火・送り火・盆踊りなどがあります。盆踊りは本来精霊を迎えてなぐさめ、送り出す目的のものであったと考えられています。
ニュースで、被災地の方々がお墓参りされている様子や、初盆を迎えられたお家の前でその土地に古くから伝わるお盆の供養の風景が放送されていました。盆踊りは現在では、娯楽的な要素が強くなっていますが、本当は哀しみの気持ちを残しながら行われていたものなのだというのがよくわかりました。
長滝では、8月14・15・16日の3日間、長滝西のスーパー松源横の広場で盆踊りが行われます。
お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2011年08月14日
8月8日は立秋です。
<神社の役員さんが、猛暑の中、新しい掲示板の二枚目を作って下さいました。>
今日は、立秋です。天文学的には、太陽が黄径135度の点を通過するときをいいます。この日から旧暦の上では、秋に入りますが、実際には、残暑は厳しく(残暑?というよりまだまだ真夏のようです)、立春を起点として上り坂にあった平均気温は、ピークに達します。
風のそよぎや、雲の色や形、蝉の声に何となく秋の気配を感じないこともないですね。「秋立つ」「秋来る」などとともに、秋の代表的な季語となっています。暑中お見舞いも、この日以降からは残暑お見舞いとなります。ここ数年、夏が長くなって、秋が本当に待ち遠しいですね。 この猛暑の中、役員さんがたが新しい掲示板の二枚目を作って下さいました。とてもきれいな板で製作して下さって、境内が整備されていくのがうれしいです。暑い中ありがとうございました。
この建物は、「馬つなぎ」と呼んでいます。今は、自転車置き場になっています。新しい掲示板です。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年08月08日
奈良県立万葉文化館に行ってきました。
<七夕祭が催されていました。>
万葉文化館が10周年を記念して、七夕祭のイベントを開催されていました。その中に、「うちわに楽しい模様を描こう」という講座が開かれるのを知りまして、行ってまいりました。
まずは、行きの近鉄特急の中で、とても良い出会いがありました。隣に座られた女性の方が、気さくに話しかけて下さって、車中楽しい時間を過ごしました。私が橿原神宮駅で降り際に、暑い中で大変だからとアイスノンの冷却ジェルシートを下さいました。
全く見ず知らずの者なのに、親切にしていただいて、本当に嬉しかったです。わたしは電車の中では、すぐに居眠りをするのが常なのですが今日は珍しく起きていまして、その方とお話がはずみました。私は、何もお返しをするものを持っていなくて申し訳なかったのですが、ありがたく頂戴しました。 冷却シートを頂いたからとかではなく、そのお気持がとってもうれしくて、好い一日が過ごせそうな予感がしました。駅でバスを待っている間、非常に暑かったので、助かりました。お隣に座られた方、今日は、どうもありがとうございました。
さて、うちわの絵のほうは、日本画家の先生のご指導を受けてから、スタートしました。岩絵の具なども使用することができて、独特のきれいな色で描かせていただきました。
テーマを決めず自由にということでしたが、発想が豊かでないと難しいものでした。子どもさんも参加されていましたが、すらすら筆を運んでいて、素直に描かれている方がかえって味わい深くなるのかなと思いました。
19時からは木村 弓さんのコンサートだったのですが、帰宅が遅くなるので残念ながら諦めて帰りました。帰る頃、太陽が出る中で少し雨が降り出したので、大きな虹を見ることができました。今日は、暑かったですが、心地よい一日でした。
万葉文化館の入口
せんと君がいました。
体験講座
竹林が広がっていました。
水田のみどりがとても美しかった。
大きな虹が見えました。
お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2011年08月07日
8月1日
<旧暦8月1日は、八朔(はっさく)といいます。> 境内は早朝から蝉の大合唱で、目覚まし時計が要らないくらいです。8月1日は、古く農家では、その年に取り入れた新しい稲などを、主家や知人などに贈って祝い、同時に豊作祈願・予祝などの行事を行いました。
のちに、この風習が、町家でも流行し、この日に上下貴賎それぞれ贈り物をする習慣を生み、祝賀と親和を表すようになったそうです。 鎌倉後期より、武家社会でもこの風習が取り入れられ、江戸時代には、徳川家康の江戸入城が天正18年8月朔日だったことから、幕府の重要な式日となりました。諸大名や直参旗本は白帷子を着て登城し、将軍家へ祝詞を申し述べる行事が行われました。
8月1日ごろは子どもたちにとっては、夏休みの前半は終わりましたが、まだまだあと1か月、楽しい楽しい夏休みが残っています。神社には、蝉捕りに来られる子どもさんの姿を見かけます。しかし、巷で言われるように外で遊んでいる子どもの姿は本当に少なくなりました。
いろいろな要因があるのだとは思いますが、虫捕り網やカゴなどを持って走り回っている子どもの声が聞こえないのは、何だか淋しいものですね。
参考文献:現代こよみ読み解き事典・柏書房
アブラゼミ発見!近頃少なくないですか?
クマゼミは、たくさんいました。
先日、お近くに住む方が、きれいな模様の鯉を奉納して下さいました。ありがとうございました。
お宮の四方山話 蟻通神社の権禰宜 2011年08月02日