蟻通神社社務所において第2回 能楽体験講座を開かせていただきました。
昨年に引き続き、たくさんの方がご参加くださいまして、誠にありがとうございました。
午前中は、子どもさんの体験で、大鼓、お仕舞の体験と蟻通神社の和歌をテーマにしたカルタづくりをしていただきました。子どもさんの可愛らしい様子を見ていると心が和みます。
午後からは、一般の方々の体験講座でした。 山中先生による能「蟻通」の解説と奥の深い能楽の講義をしていただきました。大鼓の辻先生ご指導のもと、参加者の皆様に、本物の大鼓を体験していただきました。大鼓を打つ右の手を酷使されるので辻先生は、右手と左手の大きさが違うとおっしゃっていました。きれいな良い音を出すのは、難しいのがよくわかりました。
その後、「羽衣」の豪華な衣装を装着されるところを、間近で見せていただきました。山中先生と山下先生のあざやかな手さばきで、能の装束が仕上がっていく様子を見ることができたので、ご参加された皆様も喜んでいらっしゃいました。
そして、手に扇子を持ってお仕舞の基本を教えていただきました。重い装束を着けて舞うのは、かなりの重労働で、先生は、能の公演が終わると体重が3キロ落ちるそうです。
最後に「蟻通」謡の一部分を皆さんで一緒に謡いました。音の上下や伸ばすところなどが難しかったですが、先生の先導してくださる声に合わせて謡うのが楽しかったです。
先生方、ご参加いただいた皆様がた、スタッフの皆様ありがとうございました。
<祈年祭とは>
古くは、「としごいのまつり」と読み、奈良時代からの伝統をもつ祭儀で、穀物、とりわけ稲が豊かに実ることを祈る祭儀です。その伝統は今も続いており、宮中はじめ全国の神社で祈年祭が執り行われ、皇室および国家、国民の安泰もお祈りします。「春祭り」とも称され、現在は2月17日に行われます。
古代社会では稲作が産業の中心でしたが、現代では諸産業がさまざまに発展しているため、あらゆる産業の発展と国力の充実を祈願しています。
参考:「神社のいろは」扶桑社 より
一般の神社では、各神社ごとにそれぞれの日程で、祈年祭を行っております。蟻通神社では、ご近所の同じ支部の神職様に助祭に来ていただいて、お祭りを執り行っております。
今日は、朝から風が強く、準備していた茣蓙や装飾品が風にあおられ、あたふたとしましたが、雨が降らなかったのでよかったです。
昨日の地震は大変驚き、朝が弱い私も思わず飛び起きました。南海地震か?とその後もしばらくドキドキしていました。本当に地震は、突然やってくるのだと改めて実感。大災害でなかったのが何よりです。被害にあわれた方々のご無事をお祈りいたします。
長滝中・西・東の町内会長様も参列してくださいました。
これから祭典が始ります。拝殿に参進されているところ。
神社の宮座組織の社人さん方も祭典に参列してくださいます。
お知り合いの方に いただいた日本サクラソウが
満開になりました。可憐な花です。
「有明」という名前がついていました。
日本サクラソウを地植えにしました。
(でも地植えには向かないのかもしれないです。 )
<謡曲「蟻通」を謡ってみませんか>の体験講座がありました。
観世流シテ方の山中 雅志先生御指導のもと、「蟻通」の一部分を御指導いただきました。
世阿弥作、能「蟻通」のストーリーの解説や、 大阪南部泉州地域の風土、謡の独特の節回し、譜面の記号などを教えていただき、皆様ご一緒に声を出して謡いました。
先生が謡いだされると空気がシーンとして、思わず鳥肌が立ちました。先生の声が素晴らしくて、脳内からアルファー波がたくさん出たと思います。
謡の音の高低や、伸ばし方などかなり難しかったですが、大きな声を出すと気持がよかったです。
今日、御参加くださった皆様には、5月3日の奉納行事のときに一緒に謡っていただく予定です。
どうぞ見学にお越しくださいませ。
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