長滝には、番や隣組の他にも小路という、集落内をとおる小さな道に面した家々が所属する組織があります。
昔は、笠屋小路・町出・中小路・宮小路・札場小路北出・札場小路南出がありました。
小路に所属している家の人々でも、日常生活を送る上で小路という集団を意識することはほとんどないようです。現在は、中小路(帝釈講)・宮小路(中宮座)・北出(天野座)で、講が行われ、共同体としての小路の氏神の管理運営もされています。
かつては、全ての小路に小祠がありましたが、明治40年に蟻通神社へ全ての小祠が合祀され、蟻通神社の摂社となりました。
天保8年(1837)年の長滝村絵図に、昔の位置のいろいろな小祠が記されています。
昭和初期になると、宮小路の中之宮神社、中小路の帝釈天社、札場小路の天野社は、元々鎮座していた場所に再び勧請され、現在でも小路の神として祀られています。
例年、それぞれ、9月頃に例祭が行われています。
参考資料:「長滝の民俗」泉佐野市史編纂委員会
天野社
帝釈天社
中之宮神社
当神社の秋祭り(だんじり曳行)は今年は、10月6日(土)、7日(日)に挙行されます。
10月7日(日)本宮は、神社には、3台のだんじりが宮入を致します。
その宮入の前に氏子さんの小学生の巫女さんがお神楽を奉納いたします。
夏休みからお神楽の練習を一生懸命してくれています。当日は、境内の舞殿で、舞いますのでご観覧にお出で下さいませ。
昨年修理に出されていました、泉佐野市長滝中の番の地車がきれいになって、地元に戻ってきました。
9月9日(日)に蟻通神社で入魂式がありました。
前日より、ご町内の皆様がいろいろなご準備をされ、臨まれました。9日は、天気予報では雨だったので、心配でしたが、暑い夏のような良いお天気になりました。ダンジリのパワーはすごいです。
大勢の方が地車のお披露目にお越しになって、由緒のある地車をじっくりと見ていらっしゃいました。
特徴である四tツ屋根と屋根が上下するからくりをお披露目してくださいました。150年前のダンジリを長滝中の番の方々が、大切に守ってこられたのがよくわかります。屋根が上下するもので、現役で頑張っているのは、このダンジリだけなのだそうです。10月6,7日の本番のお祭りに、きれいな姿をもう一度見ることができるので、楽しみです。
早朝の入魂式の風景です。
長滝中の役員の皆様 方
屋根を一番上にあげたところです。
幟もきれいです。青空が広がってよかったです。
式の後、地車小屋に帰ります。
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